短眠者(ショートスリーパー)。憧れます。短い睡眠時間で十分だなんて、起きている時間がたくさんあるだなんて、未知の世界です。彼らは1日の時間 間隔が分断することはそうないのでしょう。
目次
用語確認
短眠(ショートスリーパー)を決める遺伝子
カリフォルニア大学で見つかった遺伝子。2009年の情報
【8月17日 AFP】人によって1日に必要な睡眠時間には、枕がふかふかかどうかよりも、遺伝子の変異体が関係しているという米カリフォルニア大学(University of California)の研究結果が、13日発行の米科学誌「サイエンス(Science)」に発表された。同大学神経学研究のYing Hui Fu教授率いる研究チームは、個人が必要とする最適な睡眠時間を決定づける遺伝子を特定し、6時間の睡眠後に、生まれ変わったように目覚める人がいる一方で、生けるしかばねのような状態になってしまう人がいる理由を説明した。医師らによると、長寿には1日8時間半の夜間睡眠が不可欠といわれるが、研究ではこれをはるかに下回る睡眠時間しか必要としない一組の母娘を対象とし、2人の血液を調べた結果、遺伝子DEC2の変異体が示された。(中略)Fu教授は(中略)遺伝子DEC2をもつ被験者が一生を通じて、短い睡眠時間に影響されずに生きていける理由を説明できる可能性があると述べた。しかし遺伝子の変異体が、睡眠の質自体や覚醒状態に影響を与えるかどうかについては、まだ明らかでないという。(c)AFP
睡眠不足が続くと、遺伝子の活性に影響する
自覚していない睡眠不足
スポンサーリンク
十分な睡眠の定義
今まで、「十分な睡眠」とは、翌日、目覚めに苦慮しないだけ眠ったという意味かと思っていました。しかし科学者的には違うらしいです。
十分な睡眠というのは、何の問題もなく一晩じゅう眠れることだと思っているかもしれませんが、実は、科学者が睡眠の質を測るときに使う、4つの定量的な要件があるのです。以下が具体的な「十分な睡眠」の要件です。
国立睡眠財団が『Sleep Health』という専門誌の最新号で(中略)Science of Us」のCari Romm氏はこう説明しています。
- 30分以内に眠りに就ける。
- 一晩に2度以上目を覚まさない。
- 夜中に目が覚めても20分以内に眠りに戻れる。
- ベッドに横たわっている時間の少なくとも85%は眠っている。
もちろん、これは夜の睡眠だけに当てはまることで、昼寝や仮眠には当てはまりません。
おわりに
私が生きている時代の日本社会において、「起きていること」は最上級に賞賛されることなのです。そして、本人の能力でも結果でもなく「起きていること」が至上の努力の証になるのです。
— りつ@ナルコレプシー (@rit_narcolepsy) December 12, 2017
参照・参考
Short Sleeper
Long Sleeper
The secrets of short sleepers: How do they thrive on less sleep? - CBS News
眠りを極める:睡眠を変えたいすべての人に読んでほしいビギナーズガイド | ライフハッカー[日本版]
How Little Sleep Can You Get Away With? - The New York Times
関連記事
世間一般の方が仰る「眠い」は(きっと)「眠いので集中力や生産性が多少下がります」の意(だと思う)
— りつ@ナルコレプシー (@rit_narcolepsy) September 18, 2016
ナルコレプシー勢の言う「眠い」は「5分後でさえ起きていられる自信がないです(むしろ今すぐにでも寝落ちそう)」の意#ナルコレプシー #居眠り #生産性 #自信ない