ナルコレプシーです、お見知りおきを

世界で日本人が一番多い過眠症、ナルコレプシーに関係あること、ないこと。

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日頃から「すいません」と言いすぎているのではないだろうか

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日本人が日常的に発する「すいません」の意味は じつに多様です。

Thank you.

Excuse me.

I'm sorry.

この辺りの意味合いで使用されるのが主だったものでしょう。

 

 

私は「Excuse me.」以外の意味合いでは 使わないようにしています。

感謝を伝えるときは「ありがとう」以上に適切な言葉はないですし、謝罪したいのならば「申し訳ない」と伝えるべきだからです。

 

「Excuse me.」的な使い方以外は「すいません」と言わない私でさえも、最近まで会話中にうっかり、多用していたようです、特に就労中に。「ありがとう」「ごめんね」の場面ですと、意識しているので気をつけられますが、なんでもない日常会話のときは盲点でした。

 

 

先日美容院に行きましたら、担当してくれた美容師さんが ことあるごとに私に「すいません」と言っていました。違和感を持ちましたが、きっと かつての私も五十歩百歩の状態だったことでしょう。

 

《「すいません」の呪い》に気づいた あの日から気をつけているので、「すいません」と言う回数は随分と減った…と思いたいものです。

 

 

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「ユーリ!!! on ICE」より

第4話。スケート選手の勝生勇利かつきゆうりが、前コーチのチェレスティーノと電話するシーンにて。

チェレスティーノ:グランプリファイナル(大会名) 以来じゃないか

勇利:あ…ご無沙汰してます…。

チェレスティーノ:ヴィクトルが今コーチなんだって?

勇利:あ…すいません…

チェレスティーノ:なぜ謝る?

TVアニメ「ユーリ!!! on ICE」公式サイト

 

同じ日本人として心情を推察すると、「お世話になったのに、今度は別の人をコーチとしてるよ ごめんね」的な意味合いですかね。どんな理由にせよ、バツが悪い気持ちのとき、咄嗟に謝ってしまう気持ちはわからなくもありません。

 

しかし喧嘩別れをした訳でもなく、話し合って 契約が解消されたのですから、前コーチ的には謝られることはない、というのもわかります。

 

 

アメリカ系海外ドラマをいくつか観ていると、「so sorry」「I'm sorry」は「お気の毒に」「気の毒に思っているよ」的な意味で使っていることが多いように感じます。謝罪で使っている場面は めったに見かけません。そもそも謝罪するようなシーン自体が少ないですし。彼らはきっと謝罪するべきときを ちゃんと判断しているのでしょう。

 

個人差はあれど、日本人って咄嗟に「すいません」「ごめん」って言っていると思います。それはもう、息継ぎのように。 なので会話の最中の「すいません」「ごめん」のいくつかはを「何に対して謝ったの?」と聞きたくなるようなときもあります。ところが日本人同士なので、だいたいを察して済ませてしまうものです。

 

 

 


「新世紀エヴァンゲリオン」(TV版) より

ドイツ系アメリカ人の 惣流・アスカ・ラングレー。日本出身の 碇シンジ。

 

第16話。風呂からアスカが出てくるシーンにて(保護者のミサト含めて3人で同居している)

アスカ:あっつぅ~い!!

シンジ:ごめん

アスカ:うぅ~そうやってすぐ謝って! ほんとに悪いと思ってんの!?

シンジ:うん…

アスカ:シンジってなんだか条件反射的に謝っているように見えんのよね! 人に叱られないようにさ!

シンジ:ごめん

アスカ:ほら! 内罰ないばつ的過ぎるのよ! 根本的に!!

新世紀エヴァンゲリオン | NHKアニメワールド⇒BSプレミアムで放送中です(次回 2017/1/27 19話)

*内罰的⇒*1

 

…!! 条件反射的に謝ってしまうのは、多分、シンジだけじゃないです、私もそう。日本人ならば あてはまる人は少なくないはずです。なるほど…、怒られないように先に謝っているというところは、なんだか納得です。和を乱すことを 最も避けようとする国民気質の結果なのでしょう。

 

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 おわりに

今回この記事を作成し、改めて気づくところもありました。以後、益々気をつけようという所存です。自分が発する言語に対しては意味と理由を考えていきたいからです。たかが「日常会話」かもしれませんが、人生の大部分は そうした「日常」によって出来ているのです。

 

*1:

失敗したときや思うようにならなかったときに、攻撃を自分に向け、みずからを責める傾向があるさま。自罰的。「内罰的な性格」

内罰的(ナイバツテキ)とは - コトバンク